「ジュビレーション」メンバー全曲解説 text by WEAVER

Shine

2011.8.24 Release

<初回盤> <初回ULTRA MEGAパッケージ>AZZS-6 ¥2,980(tax in)
<通常盤>AZCS-1014 ¥1,680(tax in)

●初回ULTRA MEGA パッケージ 
※4月3日渋谷C.C.Lemonホールでのライブを完全収録したDVD付き   
※豪華アートジャケットパッケージ仕様

【初回・通常共通】
「ジュビレーション」杉本雄治ピアノ独奏曲集(全6曲収録)

About 「ジュビレーション」

「ジュビレーション」という言葉には、「歓喜」や「祝祭」という意味があります。まるで嬉しいという気持ちが、たくさんつまっている言葉のように思います。 僕らは誕生日や記念日にお祝いをします。その日をいつもより大切にします。もし、毎日がそんな何かを祝うような気持ちでいられたら、とても素敵なことなんじゃないかと思います。「ジュビレーション」というタイトルには、一日一日、また一つ一つの些細なことを祝うことができれば、きっとみんな笑顔でいられるという思いを込めました。 2011年、震災もあり、ずっと心の晴れない方やうまく笑えない気持ちでいる方もいるかと思います。そんな今に出すアルバムだからこそ、ただただ、星のように、花のように、そこにあるだけで理由もなく嬉しくなるようなアルバムになればと思いました。

1.Shine(作曲 杉本雄治 / 作詞 河邉徹)

人が大切な誰かと出逢えた瞬間に感じる幸福感を描きたくて作り始めました。今出会えた事の裏にある今日までの君を知らなかったこと、いつか終わりがくることの切なさをドラマティックに表現し、その奇跡をより強く伝えられればと思い作りました。
(杉本雄治)

僕たちは生まれ、いくつもの日々を繰り返し、これまでにたくさんの「当たり前」と出会ってきました。 しかしその「当たり前」と呼ばれるものは、最初から「当たり前」ではなかったと思います。そう呼ばれる前の姿は、どれもが「奇跡」と呼ぶことができるような、キラキラしたものだったと思います。
初めて「太陽」や「月」を見た人は、どんなことを感じたのでしょう。きっとその嘘のような存在は、まさに「奇跡」だったんじゃないでしょうか。 誰かとの出会いもそうで、同じ時代に生きていること、同じ場所で生きていること。同じものを見て感動できること。そうした、たくさんの奇跡が集まってキラキラした場所。「光の国」に僕たちが生きていることを、歌詞に込めました。誰かの、今を生きる力になればと思います。
(河邉徹)

2.春色グラフィティー(作曲 奥野翔太 / 作詞 河邉徹)

WEAVERの曲、特に杉本が作る曲には、明るい曲でもどこか“陰”が含まれていることが多いのですが、“陰”のないとことん前向きな曲を僕たちがやるとどうなるのだろう?という考えから作り始めました。メロディを作った時は少し説得力にかけてしまうのかなという不安もありましたが、河邉の歌詞と杉本の歌声が世界観と説得力をしっかりのせてくれて、力強く前向きな曲に仕上がりました。
(奥野翔太)

春は心が忙しい季節だと思います。環境が新しくなる人も多く、誰もが期待と不安を胸に未来へ歩き出します。歩き出すというよりも、嫌がっても未来はやってくる、という気持ちの人もいるかもしれません。そんな、様々な気持ちの新生活を迎える人たちの、勇気になるような歌詞を書こうと思いました。不安と共に、それでも歩いていける気持ちになってもらえたら嬉しいです。
(河邉徹)

3.キミノトモダチ(作曲 杉本雄治 / 作詞 河邉徹)

自分を支えてくれる友達や仲間をテーマに作り始めました。
いつまでも色褪せない普遍的なメロディと、仲間と繋がっていられる絆の強さを曲で表現しました。その瞬間だけ「頑張れ」って言うのではなく一歩一歩励まし続けてあげられる曲になればと思い作りました。
(杉本雄治)

何かに頑張っている人の背中を押せる歌になればと思って書きました。
僕は高校生のとき、受験の為に勉強をしていた時期があったのですが、努力したあの頃の景色や思い出は、時間が経った今でも鮮明に残っています。何かに一生懸命努力した時間というのは、その結果がどうであれ、その人の人生をずっと支えてくれる掛け替えのないものになると思います。もしも、頑張ることの意味や結果ばかりを考えてしまい、努力することを否定的に捉えてしまう人がいれば、そうじゃないよ、とちゃんと言うことのできる歌になれば思いました。
(河邉徹)

4.Letter(作曲 杉本雄治 / 作詞 河邉徹)

誰でも生きていく中で悲しいこと、辛いことを経験して内省的になることがあると思います。
それでも前を向いて歩いていきたいと願う自分は心の中に必ずいて、そんな自分と葛藤しながらも生き続ける人の力強さをこの曲で表現できればと思い作りました。
(杉本雄治)

いつもよく手紙をくれていた方から、久しぶりに手紙が届きました。今までは、自分のできごとをたくさん書いてくれる楽しい手紙をくれる方だったのですが、今回は違いました。その方は、人との関係や自分のことでたくさん悩んで、人とうまく話せなくなってしまったそうです。学校も辞めて、毎日自分が生きている意味に悩み、朝目が覚めなければいいと思うような日々を過ごしていたと、打ち明けてくれました。
それを読んで、自分も昔のことを思い出しました。自分とその方が、同じ悩みだなんて、そんなわかったようなことを言うつもりはないですが、自分も昔、生きることを続けるか悩んだ時期がありました。だけど今は、誰かと一緒に笑える日々があることをとても誇らしく思います。この歌でその方に、今終わらせないで続きを信じて歩き続けて欲しいということを歌いたいと思いました。手紙に返事を書くような、そんな気持ちで書きました。
(河邉徹)

5.『あ』『い』をあつめて(作曲 奥野翔太 / 作詞 河邉徹)

高いキーで声を張り上げて歌うサビではなく、一つ一つの音を丁寧に想いをのせて歌えるサビを作りたい、という考えから作りはじめました。他の楽器もたくさん入れて壮大な曲にすることもできましたが、あえてコンパクトなアレンジにして、素朴で、あたたかくて、どこか懐かしくて、等身大の自分たちがありのままの気持ちを届けられる曲になったと思います。 
(奥野翔太)

話し言葉も手紙の言葉も、まるで「言葉」という船に愛が乗って、人々の間を行き来してるみたいだと、感じたことから書き始めた歌です。愛が乗っている言葉は、昔の言葉でも、遠くの人の言葉でも、距離や時を越えてずっと心に残っているものです。そんな言葉で伝えることの優しさを歌詞にしました。
(河邉徹)

6.希望の灯(作曲 杉本雄治 / 作詞 河邉徹)

「また明日」となにも考えず笑顔で言えること、そして毎日帰る場所があること、そんな何気ない日常は日常のままで。そしてたまにそれは、とてもしあわせなことなんだとこの曲を聴いて思い出してもらえればと思い作りました。
(杉本雄治)

2011年3月11日以降、自分たちにできることはなんだろうと、たくさんの人が考え続けているかと思います。
僕らは、音楽の力で誰かを励ますことができればと思っていました。だけど、自分たちだけではこの歌を作ることができなかったと思います。こんな時に音楽で励ますだなんて、なんだかおこがましいような、ちゃんと伝えることができないような、そんな気がしてました。
しかし、まわりのスタッフさんや、僕らの音楽を作るのを手伝ってくださっている方々、地元のライブハウスの方などから、自分たちの立場だからこそできることがあるんじゃないかと言ってもらえて、製作にかかることができました。
僕たちは幼い頃に震災を一度経験しています。幼かったので、全てが鮮明ではないですが、その日地震が起きたのは深夜だったので真っ暗でした。もちろん電気は付きません。部屋が真っ暗だったことが、僕は印象に残ってます。そして、しばらくして太陽が出てきて、外は明るくなりました。その時のことを、ある人は「光の大切さ、そして何より、自分はこの朝を迎えることができたということのありがたさに気付いた」と言っていました。
僕の中に強く印象に残っています。
「希望の灯」では、僕たちが毎日、朝を迎えることのできる素晴らしさ、また、朝を迎えることができた僕たちにできることがあるのではないか、ということを歌詞にしました。この時代に生きる僕たちで、今の気持ちを未来へ伝えていきたいという思いを込めて書きました。
(河邉徹)

Vo.&Piano 杉本雄治による【Bonus Track】「負けんな」&ピアノ独奏曲集(Piano Instrumental ver.)を全タイトル収録! 

【杉本雄治によるBonus Track】7. 負けんな(作曲/作詞 加藤イサム)

この曲を作った加藤イサムさんとは知り合いを介して出会い、お互いの音楽の話をするなかでこの『負けんな』という曲に出会いました。はじめはなんとなく家で弾いて歌ってみたのですが自然と感情が入っていき、今までとはまた違う胸に刺さるものを感じました。
WEAVERとは全く違うとてもストレートで感情的な言葉で綴られた世界観ですが今のこの時代だからこそ聴いてくれるたくさんの人の心に刺さるメッセージが綴られていると思い、今回この音源を聴いたスタッフの進言もあり『杉本雄治』として独奏と一緒に伝えられればと思い収録させていただきました。

8. Shine (Piano Instrumental version) (作曲/編曲 杉本雄治)

原曲よりもより出会いの切なさを表現したく、アンビエントなところから始まり、サビも小さな部屋で語りかけるようなイメージで表現しました。
最後はメインリフにコードで展開をつけて少しドラマチックにして広がりを出しました。

9. 春色グラフィティー(Piano Instrumental version) (作曲 奥野翔太 / 編曲 杉本雄治)

春に見る夢をイメージして浮遊感のあるコード進行にアレンジしました。
メロディが声楽的でピアノだと単調になりがちだったので、原曲のサビ前のリフをモチーフにコードを展開させ遊び心を入れました。

10. キミノトモダチ(Piano Instrumental version) (作曲/編曲 杉本雄治)

この曲も声楽的なメロディだったので、メロディの良さを崩さないようボイシングを工夫してアレンジしました。サビは原曲の力強さを残しつつ、大サビなどでメロディを内声に持ってきたりして響きに広がりを持たせました。

11. Letter(Piano Instrumental version) (作曲/編曲 杉本雄治)

人生の厳しさ、ハードレインの中を駆けていくようなイメージをAメロの8分音符の刻みで表現し、それにも負けない生命の力強さをサビで表現しました。

12. 『あ』『い』をあつめて(Piano Instrumental version) (作曲 奥野翔太 / 編曲 杉本雄治)

春に見る夢をイメージして浮遊感のあるコード進行にアレンジしました。
目に見えない『気持ち』が宙にぷかぷか浮いて、みんなの心を行き交ってるようなイメージから作り始めました。低音をステイさせながらコードを展開させ浮遊感をだして表現しました。

13. 希望の灯(Piano Instrumental version) (作曲/編曲 杉本雄治)

春に見る夢をイメージして浮遊感のあるコード進行にアレンジしました。
原曲を作る段階からブルースやゴスペルのもつメッセージ性を意識して作ったので、独奏ではよりそのイメージに近づけてアレンジしました。 魂を安らげるようなAメロから明日への希望を天に響かせていくようなイメージで弾きました。

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